データ収集から解析まで
EXBeaconプラットフォームが収集する
膨大なデータを加工
EXBeaconプラットフォームは、建物施設内の人・モノが付けるBLEタグの電波や、センサーからの情報を常時収集するIoTインフラです。現場から膨大なデータが集められます。
データ解析の流れ
BLEタグや各種センサ情報などの膨大なローデータは、フィルタリングで雑音を除去し、一次加工を行い、判読可能なプローブデータ、つまり位置・時間情報や温湿度情報としてIoT DBに蓄積します。
これをダッシュボードを用いて見える化するとともに、以下に示す様々なツールで高度な分析を行います。さらに、外部BIツール、AIツールと連携し、より詳細な分析結果を表示します。
オフィス診断
オフィス診断とは
「オフィス診断」は、IoTインフラが収集する膨大なオフィス関連情報を分析することで、日常的な働き方や、オフィス空間利用のあり方などを見える化するとともに、問題点の発見などを支援するEXOfficeサービスです。
診断は大きくわけて「空間稼働分析」「交流分析」「業務アクティビティ分析」の三種類です。それぞれ特徴ある分析を行い、組織別、場所別、期間などの条件を組み合わせて、目的に合わせた分析結果を表示します。
加えて、従業員個々人が自分のデータを横断的に参考にする「マイページ」を用意しています。
空間稼働分析
IoTインフラが収集する従業員の位置・時間情報をもとに、出社率や在籍率、各施設や会議室などの稼働率・利用率などを明らかにし、場所別、組織別により詳しい分析を行います。
<出社率>
<感染者情報>
<会議室利用状況>
<稼働率の状況>
交流分析
従業員の位置・時間情報をもとに、誰と誰が近接していたかコミュニケーションデーを生成、接近者情報や組織別出社率などを明らかにします。また、コミュニケーションデータに基いて組織ネットワーク分析(グラフ分析)を行い、オフィスレイアウトや組織配置などに活かします。この場合はカード型BLEタグ等を活用してより詳細なデータを収集します。
<稼働率の状況>
<健康要注意者一覧>
<組織構造分析>
個人間の交流にとどまらず、会社、あるいは部門全体での組織構造を明らかにします。
EXBeaconプラットフォームで取得した交流データに基き、組織ネットワーク分析(グラフ分析)等を用いて、組織構造を明らかにします。部署と部署との交流の濃淡、部署内のコミュニケーション上の役割、部署間を結ぶバブ的人材の有無などを明らかにします。
本分析をもとにして、オフィスレイアウトや組織配置などに活かします。
右図は、送受信機能を有するカード型BLEタグ(EXTX_Air)を活用して、1~2mの測位精度に加え、電波強度を用いて人の向きを特定したデータを用いて交流クラスター分析を行ったものです。
音声マイク等を活用した同様の調査の精度が再現率60%台であったのに対して、80%台の再現率を誇ります。
業務アクティビティ分析
取り溜めた位置情報やセンサ情報をもとに「業務アクティビティ」を明らかにします。実施した作業そのものに注目し業務アクティビティを解析。そのため、場所と作業との紐づけが重要になります。
最新のオフィスでは、集中スペースやコーワークスペース、打合せも少人数から従前の会議室まで、様々な場所が用意されています。それぞれの場所は作業と紐付いており、従業員の場所を把握することで、それぞれの作業日報を作成することができます。
<業務日報(プレゼンス情報)>
<投資プライオリティ分析>
働き方改革には多種多様なオフィス投資が必要ですが、その会社にとって最適な投資プライオリティを重回帰分析などを利用して導出します。従業員アンケート結果を目的変数、各投資項目を説明変数に設定します。
マイページ
利用者である従業員個々人が、自分のデータや所属する部門のデータを横断的に参考にするのが「マイページ」です。
業務日報(場所/プレゼンス情報)や、勤務時間、健康情報、交流度などのデータが参照できます。
マイページ
利用者である従業員個々人が、自分のデータや所属する部門のデータを横断的に参考にするのが「マイページ」です。
業務日報(場所/プレゼンス情報)や、勤務時間、健康情報、交流度などのデータが参照できます。
<健康情報の推移>
<業務日報(プレゼンス情報)>