IoTインフラを現場に導入、作業員の入退場管理をデジタル化と現場のデジタルツイン化を実現
株式会社大本組 様
☞ アナログの入退場管理が一般的で、入場した作業員が正確に把握できない
☞ 作業員の位置を測り、正確な入退場管理と現場状況のデジタルツイン化を実現
☞ IoTインフラを活用、作業員のバイタル情報を常時収集した体調管理も検討
入退した作業員を正確に把握できない
建設現場には多くの作業員が出入りしており、入退場管理が必要になります。一般的には、ゲート付近に設置された名札回転表示板に立ち、自分の名前が書かれた名札を指で回転させて、入場の印とするというゲート管理を行っています。最近では、ICタグを利用して受信機にタッチする新しい管理方式も導入されてきています。
しかし、このような作業員まかせの方式では、入場時に操作できても、退場の際に操作を忘れることが多く、場合によっては広い現場で退出していない人の捜索をしなければならないなど、正確な入退場管理ができませんでした。
また、建設現場にはクーラーがあるわけではなく、特に夏場では熱中症などの作業員の健康管理が大きな課題になっています。健康や安全確認のため、現場管理者は現場の巡回点検に多くの稼働がかかっていました。
建設現場には多くの作業員が出入りしており、入退場管理が必要になります。一般的には、ゲート付近に設置された名札回転表示板に立ち、自分の名前が書かれた名札を指で回転させて、入場の印とするというゲート管理を行っています。最近では、ICタグを利用して受信機にタッチする新しい管理方式も導入されてきています。
しかし、このような作業員まかせの方式では、入場時に操作できても、退場の際に操作を忘れることが多く、場合によっては広い現場で退出していない人の捜索をしなければならないなど、正確な入退場管理ができませんでした。
また、建設現場にはクーラーがあるわけではなく、特に夏場では熱中症などの作業員の健康管理が大きな課題になっています。健康や安全確認のため、現場管理者は現場の巡回点検に多くの稼働がかかっていました。
EXBeaconプラットフォームを使った作業員入退場管理システム
現場が共通に抱えているこうした課題について、大本組ではいち早くピット工事の現場にEXBeaconプラットフォームを採用し、「作業員入退場管理システム」を導入しました。
EXBeaconプラットフォームは、設備が小型で設置が容易、無線通信を使うので対象エリアの拡張や使い回しが容易です。また、ICタグを用いた入退場管理システムと比較して安価であることも導入の決め手になりました。
EXBeaconプラットフォームは、作業員の所在を把握します。作業員のヘルメットに取り付けたBLEタグ(発信機)が発信する電波を、現場各所に配置された受信機(EXBeacon)が受信し、それぞれの位置を測ります。
入退場ゲートにも受信機が設置されており、作業員が入場すると、それを検出してクラウドにデータが送られます。それらの入退場データはダッシュボード上に表示されますが、それがデジタル版「名札回転表示板」です。入場すると色が反転するという仕組みです。
また、入場後は、それぞれの作業員がどこで作業しているか位置を測り、ダッシュボード上の現場マップ上に作業員をプロットしていきます。
現場が共通に抱えているこうした課題について、大本組ではいち早くピット工事の現場にEXBeaconプラットフォームを採用し、「作業員入退場管理システム」を導入しました。
EXBeaconプラットフォームは、設備が小型で設置が容易、無線通信を使うので対象エリアの拡張や使い回しが容易です。また、ICタグを用いた入退場管理システムと比較して安価であることも導入の決め手になりました。
EXBeaconプラットフォームは、作業員の所在を把握します。作業員のヘルメットに取り付けたBLEタグ(発信機)が発信する電波を、現場各所に配置された受信機(EXBeacon)が受信し、それぞれの位置を測ります。
入退場ゲートにも受信機が設置されており、作業員が入場すると、それを検出してクラウドにデータが送られます。それらの入退場データはダッシュボード上に表示されますが、それがデジタル版「名札回転表示板」です。入場すると色が反転するという仕組みです。
また、入場後は、それぞれの作業員がどこで作業しているか位置を測り、ダッシュボード上の現場マップ上に作業員をプロットしていきます。
作業員の位置を測り、入退場と現場状況を見える化
ダッシュボードには、以下に示した管理画面が用意されています。
「入場者一覧表示画面」は、デジタル板名札回転表示板で、作業員の入退場をにリアルタイムに表示します。これらをリモートで確認し、現場管理を実現します。
「入場者表示画面」は、作業員の階層別の現所在を、現場断面図上にプロットするもので、「現場状況表示」は、エリア別に表示します。
「状態監視画面」は、ヘルメットに装着したBLEタグ(発信機)や、現場に配置した各種端末の状態を遠隔監視するものです。現地残量等が一目でわかるので、電池交換のタイミングを逸することもありません。
これらダッシュボードは、インターネット環境があれば、PC、タブレット、スマホで、どこからでもダッシュボードを利用できます。作業員の入退場や配置情報などを現場内からでも、事務所や遠隔の支店などリモートでも確認することが可能になりました。
ダッシュボードには、以下に示した管理画面が用意されています。
「入場者一覧表示画面」は、デジタル板名札回転表示板で、作業員の入退場をにリアルタイムに表示します。これらをリモートで確認し、現場管理を実現します。
「入場者表示画面」は、作業員の階層別の現所在を、現場断面図上にプロットするもので、「現場状況表示」は、エリア別に表示します。
「状態監視画面」は、ヘルメットに装着したBLEタグ(発信機)や、現場に配置した各種端末の状態を遠隔監視するものです。現地残量等が一目でわかるので、電池交換のタイミングを逸することもありません。
これらダッシュボードは、インターネット環境があれば、PC、タブレット、スマホで、どこからでもダッシュボードを利用できます。作業員の入退場や配置情報などを現場内からでも、事務所や遠隔の支店などリモートでも確認することが可能になりました。
現場のデジタルツイン化で現場管理の精度と効率を大幅向上
大本組様では、すでに2つの工事現場で「作業員入退場管理システム」を導入されています(21年1月現在)。
さらに、大規模な現場においても、導入を検討されており、電波の反射や障害物の影響を受けにくいより高い精度のシステム構築を目指しておられます。
作業員のリアルタイムの作業場所や入退場を見える化し、さらにデジタルツイン化(現場を俯瞰的すること)が可能になったことで、現場のみならず複数の目が入り込み施工管理の精度や効率が上がっています。例えば、現場で事故が発生した場合でも、迅速な初動対応が可能となっています。
さらに、新たな取り組みとして、EXBeaconプラットフォームを活用して、作業員のバイタルデータ取得による安全管理を進めようとされています。
EXBeaconプラットフォームは位置情報だけでなく、様々なセンサー情報を収集できることから、時計型のウエアラブルセンサーをEXBeaconプラットフォームに接続し、現場管理者や作業員のバイタル情報を常時収集することで、体調管理に活用していくというものです。
大本組様では、すでに2つの工事現場で「作業員入退場管理システム」を導入されています(21年1月現在)。
さらに、大規模な現場においても、導入を検討されており、電波の反射や障害物の影響を受けにくいより高い精度のシステム構築を目指しておられます。
作業員のリアルタイムの作業場所や入退場を見える化し、さらにデジタルツイン化(現場を俯瞰的すること)が可能になったことで、現場のみならず複数の目が入り込み施工管理の精度や効率が上がっています。例えば、現場で事故が発生した場合でも、迅速な初動対応が可能となっています。
さらに、新たな取り組みとして、EXBeaconプラットフォームを活用して、作業員のバイタルデータ取得による安全管理を進めようとされています。
EXBeaconプラットフォームは位置情報だけでなく、様々なセンサー情報を収集できることから、時計型のウエアラブルセンサーをEXBeaconプラットフォームに接続し、現場管理者や作業員のバイタル情報を常時収集することで、体調管理に活用していくというものです。
Keyword:入退場システム,現場状況,高所作業車,測位,稼働実績,バイタル利用実態
屋内地下空間等における作業員入退場管理システム
<2ヶ所の建設現場で利用中>
導入時期:①2018年、②2020年1月~2022年3月(予定)
導入場所:①東京都大田区、②東京都墨田区
導入規模:タグ利用数(作業員):40台、EXBeacon 設置箇所:50台