ランドキャリー様Customer Success 14

物流倉庫、400名の勤怠管理を IoTインフラでスムーズに!

株式会社ランドキャリー株

倉庫全景1
☞  保管倉庫の勤怠管理に4つの課題
☞  IoTインフラによる所在管理に入退管理を組み合わせ課題解決
☞  監視アラートで「サボり問題」も解消
保管倉庫の勤怠管理を巡る4つの課題

中部地方中心にロジスティクスサービスを提供するランドキャリー様は、自社の大規模保管倉庫での勤怠管理をめぐり4つの課題を抱えていました。

1つは、「作業員受付に手間がかかること」です。毎日400名の派遣作業員が受付で、会社名や氏名を手書き記入しているため、受付が込み合い、業務開始に支障が出ていました。

2つ目は、「サボり問題」。作業員が休憩所や倉庫外でさぼっていても目が行き届いていません。

3つ目は、「勤怠表の作成に手間がかかること」。事務員が手書き受付簿をエクセルに再入力するムダを何とかなくしたいと考えられていました。

4つ目が、「請求書の確認に手間がかかること」。作業実績の集計に時間がかかり、派遣会社からの請求との整合に手間取るだけでなく、そもそも自己申告ベースの作業実績に信憑性が低いという問題を抱えていました。

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IoTインフラ導入の決め手

そこで、ランドキャリー様は、IoTインフラを使った勤怠管理支援システムの検討を始めます。

作業員に「タグ」を持ってもらうことで、IoTインフラは位置情報が収集できるので、作業員の所在管理やサボり防止にも役立つというものです。

また、勤怠管理情報の入力を工夫したダッシュボードを新たに開発することで、勤怠管理の自動化や省力化を図ろうというものです。

導入の決め手になったのは、導入コスト(イニシャル・ランニング含む)を5年で回収できる試算です。

また、他社のシステムではカスタマイズできないものが多いのに対して、自社の独特仕様に合わせて、アプリケーションをカスタマイズすることかできた点も導入の決め手になりました。

4つのサービスと導入効果

ここでは、4つのサービスを提供し、4つの課題に的確に対応することにしました。

まずは、手間がかかっていた「入退管理」。タッチパネル式のダッシュボードを使い、短時間に大量に受付を処理するとともに、入退室時間を正確に記録します。入場した後は、作業員の所在をインドアマップにリアルタイムに表示する「所在管理」を用いて、現場の状況を把握します。

また、サボり問題を解決するために「監視アラート」を使います。これは、所在管理を応用したもので、一定時間以上の未検知などが発生した場合、管理者にメールアラートを発報する仕組みです。

そして、「勤怠集計」。作業員の作業実績データを収集し、自動的に勤怠表を作成するとともに、取得したデータをもとに、派遣会社別、作業員別に一覧表で表示します。CSVでのダウンロードも可能です。

 

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勤怠管理ダッシュボード

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EXBeacon端末(送受信機)

IoTインフラを活かした今後の展望

兵庫県尼崎市の保管倉庫では、導入後1年が経過しましたが、円滑に稼働しています。

今後は、他の保管倉庫にも導入展開し、標準システムとして活用することを検討されています。

また、職員や作業員の体調管理や熱中症対策、タグによる更衣室の鍵開錠など、IoTインフラを活用した拡張機能を導入することも検討されています。

Keyword:就業管理システム,倉庫,入退管理,所在管理,勤怠集計,サボり防止,監視アラート

物流倉庫における就業管理システム

・導入システム名:物流倉庫における就業管理システム
・導入時期   :2020年9月~
・導入場所   :兵庫県尼崎市
・導入規模   :延床面積 約3.6万㎡ タグ利用数:300名、EXBeacon 設置箇所:150台

株式会社ランドキャリー

・本社所在地:愛知県春日井市神屋町字地福1265番地1
・事業内容 :一般貨物自動車運送事業 自動車運送取扱事業